秦かなえ著の本です
登場人物や場面が少ないのでわかりやすい本だと思いました
高校生の気持ちや行動…対する大人の感情と常識が少しずつ違って
何年もかかって‘‘拡がり‘‘が作られた…と感じました
どうしたら両者の行き違いが拡がらずにすんだんだろう
どうしたら子供が親や大人に裏切られた、捨てられたと思わずにすんだんだろう
母親というのは子供の心や人生にとても影響力があるのだと思いました
生き別れた母親に目立つことで認めてもらいたいマザコン高校生の殺人
その標的に偶然なってしまい殺された4歳の女の子
娘の復讐を‘‘犯人を生かす‘‘ことで遂げた母親の女主人公
静かに哀しみと怒りの矛先が‘‘男‘‘に沸いてくる本でした